JAZZ

人と人とのコミュニケーションツールというのは様々なものがあります。特に近年インターネット網が発達し

てIT技術の発展も目まぐるしいものがあります。私の仕事の広告写真もそのコミュニケーションツールの一つ

で表現の仕方によっては非常行効果的手法だと言えます

しかしあらゆるコミュニケーション手段の中でも特に音楽は言葉の壁を越えてダイレクトに人の心に訴える力

を持つ比類なきコミュニケーションツールと言えます。そして何より人生を豊かにそして日常に潤いと癒しを

与えてくれます。そんな音楽のなかでも特にJAZZが私生活に無くてならないものになって早40年を越えて

しまいました。JAZZの歴史的背景もとても興味を引かれる部分ですが、それよりも演奏の真髄がインプロビゼ

ーション(即興) であるところが、その魅力の大大半を占めていると思います。演奏者の瞬間瞬間のひらめきや

共演者からインスパイアされことによって起きる予期しないプレイに思わず鳥肌が立つこともあります。

残念ながらJAZZは日本ではどちらかというとマイナーな音楽であるという、少し悲しい現実もありますが、そ

の魅力を多くの人と共有できればと思うこの頃です。

里山=自然と人との調和

日本人は戦後豊かになることだけを目指して、しゃにむに働いてきました。その結果、便利な生活を手に入

れることが出来ました。しかしその反面、豊かで便利であるはずの都市での生活の中では、なにか満たされ

ないものがあることを常に感じている人も多いんじゃないかと思います。私も例に漏れず広告写真の世界で

40年しゃにむに働いて来ました。豊かになりたいと思って頑張って来ました。子供も独立して、周りも都

会になって、物も豊富になり、お金があれば何でも手に入る時代になったと思います

でも、何かが違う、住環境が都市化すればするほど豊かさを追求してきたつもりが失われてゆくものがある

こと心のどこかでずっと感じていたように思うのです

ある日、知人が暮らす岩手のとある里山の丘の上に建つ山小屋にお邪魔した時でした。家内が作ってくれた

お弁当を食べながら一人でその山小屋のデッキの上で留守番をしながら風景を眺めていた事があります

ウグイスが鳴いていました。暖かい陽射しと頰をなでるやさしい風が木々をわずかに揺らしていました。

木漏れ日を浴びながら目を閉じていたその、これまで経験した事のない満たされた思いに包まれたのです

「そうだ、これだ」と自分に向かって心のなかで叫んでいました。満たされない思いが何なのか、今まで求め

てきたものが何なのかその時はっきりと分かったのでした

この里山のように自然と人が調和して生きること、縄文の時代から人がずっと続けてきたこと。そんな当た

り前のところに答えはあったんだと思いますその事に気付かされた瞬間でした

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広告写真とフードコーディネート

有限会社シー・ポイント

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